ノロウイルスにご注意ください!!
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスを正しく知って予防しましょう!!
ノロウイルス食中毒の症状
- (1) 発熱(初期状態で37~38度程の微熱が大半)
- (2) 激しいおう吐や下痢
- (3) 腹痛(刺すような痛み)
潜伏期間と経過
※②~④の期間は他人への感染が考えられます。自宅でゆっくり休養しましょう。
原因
- ノロウイルスに感染した人のふん便やおう吐物などから感染する場合
- ノロウイルスに汚染された食品(生牡蠣など)を食べて感染する場合(食中毒)
発症した時の治療法
- 現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。
- 脱水症を防ぐため、市販のイオン飲料等で水分を補給しましょう。
- 飲んでも吐いてしまう場合は、 早めに医療機関を受診しましょう。
- 下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないようにしましょう。
ノロウイルスの感染を防ぐには?
手洗いの徹底
帰宅後、トイレ後、調理前後、食事前には石鹸をよく泡立て流水で手を洗いましょう。
- ※石鹸自体にウイルスを殺す力はありませんが、手からウイルスがはがれやすくなる効果があります。
感染している人のおう吐物や排泄物は適切に処理する
おう吐物や排泄物を処理する時は、ビニール手袋やマスクを使用し、ペーパータオルでふき取った後、次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤など)を浸した布で水ぶきしましょう。
処理したものは密封して捨てましょう。
☆おう吐や排泄物で汚してしまった衣服の処理について☆
希釈した塩素剤に約30分つけおきし、その後普通に洗濯しましょう。
布団などすぐに洗濯できないものは、よく乾燥させ、スチームアイロンや布団乾燥機などを使って高熱にあてると効果的です。
タオルを共用しない
食品は十分に加熱する
新鮮なものでもウイルスに汚染されていれば感染します。
特に牡蠣やアサリなどの二枚貝の内臓にはノロウイルスが蓄積することがあるため、しっかり加熱をしましょう。中心温度85℃以上1分間以上が目安です。
調理器具の洗浄・消毒をする
洗剤を使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度0.02%)で浸し10分ほど置いて水拭きしましょう。
- ※ノロウイルスに対して、エタノールや逆性せっけんはあまり消毒効果がありません
まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオルなどは熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱をしましょう。